12月19日(月)絵巻物のなかの親鸞と格闘していたら金正日死去のニュースが入ってきた
連日寒い。今日の朝日新聞に、宇野常寛さんとの、園子温映画をめぐる対談が掲載される。写真つき。せっかく長く話したけれど、掲載された分は短い。もっと長いバージョンが出れば、本当に論じつくしたと言えるだろう。同じ朝日に早野龍五さんの写真も。これも何かのご縁。
一日、家で仕事。親鸞を書いているとどうしても資料が必要なので、自宅で仕事をしないといけない。絵巻物のなかの親鸞と格闘し、第2章を書き上げる。第1章よりも長くなり、全体ですでに100枚を超えた。次は、親鸞の実像に迫ることになる。というか、実像がいかにはっきりしないかを確かめることになりそうだ。
仕事をしていると、北朝鮮が正午に重大放送というニュースが飛び込んでくる。これはもしかしてと思ったら、案の定、金正日死去のニュースだった。まだ69歳。視察中に急死したというのは驚きだが、やはり前に倒れたことが影響していたのだろう。あっけない最後という印象がする。
独裁者としてとらえられてきたが、これほどどうやって権力を掌握したかがわからない人も珍しい。北朝鮮メディアは、功績を称えてきたが、その内実は外部の人間にはほとんどぴんと来ない。きっと頭のいい人だったんだろうが、どうやってその権力を維持してきたのだろうか。映画が好きというから、メディアの操作の仕方がうまかったのだろうか。そうなると、情報化社会における独裁者としてとらえたほうがいいのかもしれない。
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