1月14日(土)東京ジャーミィーでイマームに取材し『ミッション・インポッシブル』を見てアクション映画に敵がいなくなったことの難しさを改めて確認する
朝は代々木上原へ。東京ジャーミィーの取材。『宗教家になるには』の改訂版で、宗教家に聞くのコーナーのなかにイスラム教の指導者も含めることになった。そこで、義弟の紹介でイマームに会うことになる。義弟の話では日本語ができるということだったし、以前にはそういう人もいたのだが、今回のイマームは日本語ができず、英語で話をしてもらうことになった。
その点で、取材には少し苦労したが、イスラム教におけるイマームの役割、どうやってイマームになったのか、日常生活はどのようなものなのかをうかがう。一番興味深かったのは、小学校を卒業したあと、3年にわたってアラビア語の『コーラン』を全部覚えたということ。これは、イマームとして必須のことなのだろうが、熱心な家庭では子供にその道を進めるらしい。それでも、パキスタンで学んだ時には、イスラム教を学んだだけではなく、最後には経済のMBAを取得したとのこと。ちょっと予想しなかった道筋だ。
義弟が前に東京ジャーミィーで私が話をしたことがあるということを伝えていたらしく、代わりに2月に私が講演をすることになった。2月19日日曜日の3時から、テーマは日本の神道とイスラム教のようなものになるだろう。
取材を終えてから、ライブラリーへ行き、親鸞の本の最後の章にとりかかる。だんだん、本格勝負といった内容になってきた。『親鸞に帰る』、あるいは『本当の親鸞』のような本になりそうな気がする。
夕方は、シネマで『ミッション・インポッシブル』の最新作を見る。アクションというか、アクション・シーンはなかなかのものだが、敵がよくわからない気がした。これは、『ソルト』を見たときにも感じたが、冷戦が崩壊し、テロの時代が去ったなかで、アクション映画では敵が不明確になっている。だから、主人公が何のために戦っているのか、ミッションを果たそうとしているということしかわからないし、感情移入が難しい。そんために、見終わってもすっきりしない。超大作なので、観客が増えるよういろいろな仕掛けをしてはいても、それも生きない。アクション映画にとっては、冷戦時代が懐かしいということになるのかもしれない。
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