1月16日(月)親鸞の750年遠忌のまさにその日に親鸞についての本を書き上げたことに驚く
寒い中朝からヒルズへ。ヒルズで仕事をする一日。親鸞の原稿、昨日最後まで書いたので、それを見直す。結論の部分になるので、慎重に直す。完成。全体で300枚くらいになっている。最近のものとしては量がある。もっとも、親鸞の文章の引用があるので、それでふくらんだところもある。ほかに、季刊雑誌の原稿を頼まれているので、そのアウトラインを考える。
午後は、シネマで『ロボジー』を見る。ただで見られるチケットがあるので、それで見た。なかなか時間がとれなくて、あまり効率的に使えていない。『ロボジー』は面白かったが、家族がまだ見ていないので、内容は書けない。歌もいい。映画が終わってから、一度ライブラリーに戻り、帰宅する。
帰宅してから、親鸞の原稿を最初から最後まで読んでみる。資料であたらなければならないものがあるのはわかっているが、やはりちゃんと調べきれていないと本としては出せない。この作業をする必要があるが、原典なので都立図書館とかに行かないといけない。こういうときは、大学に所属していないのが不便だ。高い本も、研究費なら変える。以前、大学につとめていた時代は、かえって原典を集めてのような研究をしていなかったので、研究費があっても使いどころがなかったりした。今なら、親鸞関係のものをとりあえず買い集めていたかもしれない。なくてもなんとかはなるが。
その後、ツイッターをしていたときに、ふと思いついて「親鸞」で検索してみた。すると、750年遠忌の法要が終わったという記事がツイートされている。もしやと思って調べてみると、親鸞が亡くなったのは、グレゴリオ暦では、1263年1月16日。だから法要かと納得したが、私はまさに親鸞の750年遠忌の日に、親鸞についての本を書き上げたことになる。そう思うと、恐ろしい。書いていたとき、いささか興奮状態にもあり、親鸞にとりつかれているような気がしていたが、それは本当のことだったのかもしれない。親鸞は、実像を知ってもらいたいと、それでとりついてきたのだ。
これまで親鸞は苦手なところがあったが、今回本を書いて、なるほどこういう人物なのかと納得できたところが少なくない。苦手を克服できたことが大きいようにも思う。
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