1月24日(火)小林一三の経営哲学を学びながら財閥の問題の重要性に気付く
昨日は夜に雪が降った。それが積もっているが、日中は晴れそうなので、とけることだろう。午前中は家で仕事。『一個人』の神道の連載、神職について考えてみる。仏教の寺院は、修業や学問研鑽の場で人のためにあるが、神道の神社は、もっぱら神のためにある。それは、僧侶と神職の数の違いにもあらわれていて、僧侶が寺院の数よりはるかに多いのに対して、神社は神職が少ない。そんなことを書く。
昼に家を出て、ヒルズへ。雪が凍っていたりして、歩きにくい。昼食はヒルズのそばの鰻屋で食べるが、鰻が小さくなっている。最近の高騰のせいらしい。
午後は、勉強会のための資料作りからはじめて、死についての本の原稿も少し書く。そのあと、経営哲学の勉強会で、小林一三についてやる。阪急グループの創始者で、宝塚歌劇をはじめた人。阪急沿線という生活文化を作り上げたところに特徴がある。いったいどこからその考えが発しているか、それがつかみにくいかった。
そのあと、勉強会に出ていた電通の渡辺君と、このことについて食事をしながら議論をする。重要なのは、資本の問題で、果たして鉄道事情を展開するうえで、いったいどういう資金を使ったか。それを調べないといけない。そんな話から、財閥と企業との関係について議論が及ぶ。これまでとりあげてきた企業はどれも非財閥系。その意味では、ベンチャー企業だ。トヨタを今ベンチャー企業という人はいないが、その成り立ちからすると、海のものとも山のものともつかない車を事業化しようとしたのだから、明らかにベンチャー。それは、松下にもダイエーにも、サントリーにもいえる。
この角度から全体を見ていくと、非常に興味深いことが出てくるように思えた。最後は銀座のクラブへ行き、深夜に帰宅。
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