2月13日(月)親鸞の本の校正作業初校段階がようやく終わり次は日蓮という体制になってきた
『ほんとうの親鸞』のゲラが、家とライブラリーに二分されてしまっているので、ライブラリーに朝から出かける。最後に「あとがき」が残っているので、それを書く。第一稿ではなかった、「おわりに」とともに追加したので、量はかなり増えた。昼前に終わるが、他の仕事という気にならないので、本など読んですごす。
昼食後は、日蓮の小説に久しぶりに戻る。20枚まではいかなかったが、少し進んだ。しばらくは、日蓮と格闘しようと思っている。これからは、かなりドラマチックな展開になるはずで、二度目の流罪から佐渡へ、日蓮とともに向かうことになる。根性をすえないといけない。
3時ころ、講談社の編集者が来て、親鸞のゲラを渡す。まさに赤字と言われてしまったが、かなり直したので、全体の筋が通ったのではないかと思う。校閲からは引用を除くとそれほど疑問箇所は出ていないようだ。これは、明日まで見ないといけない。
そのあと、いろいろと雑談をする。今回の本は、考えてみると、けっこう転換点になるものかもしれないと思っている。どうやってものを見ていったらいいのかという方法論は確立できてきたように思っていたが、それを一般の読者に広く読んでもらう素材にぶちあたっていなかった。それが、親鸞という媒介を得ることで具体化したのではないだろうか。その分、この本が勝負であることは間違いない。
親鸞の実像に比べて、虚像の部分が広がっている印象があったが、今回それを検証できた。親鸞は、決してスーパースターではなく、普通の人だ。法然に忠実であろうとしつつ、揺れ惑い、それで90年の生涯をまっとうした。後には、血による継承という事柄が残り、それが今日まで一方で影響している。もう一つは、必ずしも親鸞本人がということではないのかもしれないが、『歎異抄』の影響が大きい。『歎異抄』の親鸞は実像なのか。そこに大きな問題がある。
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