3月19・20日(月火)『映画は父を殺すためにある』の初校ゲラに手を入れる
月曜日は、今度文庫化される村上春樹氏の『1Q84』の書評を頼まれていて、それを書く。すでに単行本の段階で書評は書いているが、時間が経つと、書く内容もやはり変わってくる。
そのあとは、日蓮の小説を書く。最後の問答の部分に入る。日蓮はいったい誰と問答を交わしているのか。そこが問題だ。
5月にちくま文庫として刊行される『映画は父を殺すためにある』の初校ゲラが来ているので、最初の2章分に目を通す。元本の『ローマで王女が知ったこと』は、ちょうとオウムの地下鉄サリン事件が起こる直前に刊行された。その意味で、本としては決して幸運なものではなかった。書いたのは、20年近く前のことになる。今と比較すると、やはり文章が下手で、まわりくどい。そこらあたりも見直しながら校正をしていかないといけない。
火曜日は、春分の日で休み。『映画は父を殺すためにある』の校正、残りを仕上げる。短いあとがきが残っている。
経営哲学の勉強会のために、堤清二氏の『消費社会批判』という本を読む。このタイトルからして、経営者の本としてはかなり異色だ。内容も、経営のノウハウ本や、自伝的な内容とは大きく違う。版元も岩波書店だ。
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