3月3・4日(土日)『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』が広告も出てランキング急上昇重版を見越して修正個所を探す
土曜日から日曜日にかけては、『ほんとうの親鸞』の念校のゲラ、『人は死ぬから幸福になれる』の再校ゲラを読む。念校までちゃんと読んだのは珍しいが、初校で赤をたくさん入れたことで、やはり最後まで読まないといけなくなった。
今週から発売になった『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』の本、土曜日に日経、日曜日に朝日に広告が出たせいもあり、ランキングで急上昇。アマゾンだと最高で、本全体の21位、文教堂だとやはり全体で同じくらい、新書部門では4位になっている。今回は、出す前からある程度の予想はしていたが、その通りになった。タイトルからして、格別旬な話題でもないはずだが、どうしてこれだけ読者が生まれるのか。著者としては不思議だ。幻冬舎新書だから必ず売れるというわけではないが、相性はあるのだろう。
編集者から必ず重版になるので、訂正箇所はないかと言われ、本をもう一度読んでみる。3点ばかり直さなければならないところがみつかる。初版を買っていただいた方には申し訳ないが、次の版以降は、ここが修正される。そこをあげれば、まず20ページ後ろから2行目の南都六宗のルビが「なんろりくしゅう」になっている。これでもいいのだが、すでにその前に出ていて、そこは「なんとろくしゅう」になっているので、それに合わせることにする。次は、21ページの後ろから5行目、まだ飛鳥に都があったとなっているところ、完成してはいないとはいえ、すでに藤原京が造られていたので、「藤原京に都が移った」と修正する。最後に、115ページの6行目、永観寺となっているのを「永観堂(禅林寺)」に直す、以上。気を付けていても、また校閲が入っていても、どうしても誤りが出てしまう。固有名詞が多い本だと、起こりやすい。気をつけなければとは思うが、新書だと校正の期間がかなり限られている。
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