6月20日(水)幸福の科学を訪れたせいなのか『宗教がざっくりわかる』と『映画は父を殺すためにある』の3刷が決まる
週刊誌に載った私のコメントにかんして聞きたいことがあるというので、幸福の科学の東京正心館へ向かう。一度、施設も案内したいとのこと。ただ、昨日の台風の影響なのだろう、小田急線が順調に動かなくて、約束の時間に遅れてしまった。
幸福の科学の施設を訪れるのははじめてのこと。広報局長などが対応してくれる。これまで会った幸福の科学の人は、「神を信じない宗教学者に宗教は研究できない」などということが多かったが、今回はそうしたこともなく、こちらの立場を理解している様子に見えた。よって、話も対立的なものにならなかった。これからも、ぜひそうしてほしい。
内部に入ってみると、最近の幸福の科学がどういう方向に動こうとしているのかが見えてくるような気がした。新宗教の中では、一番活動が活発な教団といえるのだろうが、自分たちの教えを前面に打ち出し、それをそのまま広めようとしている点で、これから周囲と軋轢を起こすことになるのかもしれない。それも覚悟しているようなところがあり、その意味では、既存の体制に挑戦しようとする新宗教らしさを持っている。この点は注目しなければならないのかもしれない。1時間半ほど見学と話し合いをして、経堂に戻る。
午後は、『本の時間』の担当編集者が来て、今後の単行本化を含めての話をする。
そのあいだに、新潮新書の『世界の宗教がざっくりわかる』とちくま文庫の『映画は父を殺すためにある』の、ともに3刷が決まったという知らせを受ける。最近は増刷が相次いでいる。
夜は、『ハングオーバー』のパート2残りを見る。
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