10月16日(火)御園座から栄中日センターでまた御園座の一日
朝名古屋へ。主たる目的は、栄中日文化センターで講座をやるため。ただし、その前後に時間があるので、御園座へ行くことにした。チケット松竹では満席だったので、おけぴで譲っていただいた。品川で新幹線に乗って、地下鉄で伏見へ。
時間の関係で、最初の演目「八重桐」しか見られない。しかも、3階席で眼鏡を忘れるという大失態。あまりよく見えないと、セリフもわからない。時蔵の八重桐は2度目だと思うが、今回はメリハリにかける気がした。これも目のせいか。
終わってから、あとの演目も見られず、栄まで歩く。意外と遠い。しかも会場の中日ビルの場所を誤解していて、手間取る。なんとか着いて、サンドイッチをいただき、講義に臨む。40人ほどか。全体が6回なので、最初は自己紹介もした。話題の森口氏と同じところに同じ身分で勤めていたなどといった話を含め、日本仏教の特徴について語る。けっこう爆笑講義。
講義が終わってから再び御園座へ。その前に、三越でオペラグラスを買う。夜の部は全部見られる。最初の「菊畑」、菊五郎、仁左衛門、左団次、時蔵といかにも顔見世興行だが、なにか力が入っていない。とくに菊五郎さんは、力が入っているときと入っていないときの差が激しい。
次は口上。こちらも、お客さんが燃えていないせいか、ちょっと雰囲気が違う。なんとなくやっている感じ。襲名も時間が過ぎるとこんなものか。
よかったのは、「義経千本桜」。さすが襲名狂言で、勘九郎が頑張っていた。「吉野山」では、清元の三味線が栄三で、これで締まったせいもある。七之助も美しい。これだけで見たかいがあった。「四の切」でも、勘九郎の奮闘が目立った。体の動きがいい。満足して、新幹線で帰る。
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