11月7日(水)神道の本についての校正が終わり神道とは何かを改めて考える
旅行も終わり、家で一日仕事。雑誌の対談の校正をしたり、こまごまとしたものがあり、一番の大物は『一個人』に連載していたものを本にまとめたものの初校ゲラ。旅行中に、最初の方は校正していたが、その続きをやる。
これがけっこう時間がかかり、一日がそれで終わってしまった。連載にかなり書き足しているが、神道というのはつくづく不思議な宗教だと感じられてくる。「ない宗教」というのが、連載のときの大きなポイントだったが、神道には開祖もなければ、教義もない。神社神道では教団さえ形成されない。もともとは社殿さえなく、専門の神職もいなかった。途中で社家という専門の家が生まれるが、その在り方は僧侶とは根本的に違う。だからこそ、明治以降は「神道は宗教にあらず」という主張が一定の信ぴょう性をもったことになる。この本問題はタイトルだと思うが、出版社はどのように考えているのだろうか。
旅行しているあいだに、監修した中央公論のムック『ほんとうの仏教入門』が刊行された。これも私の出版物として数えれば、今年12冊目になる。「月刊島田」が一応の目標だから、それは果たされたことになる。年内に出るものもいくつかまだあるので、いったい今年は何冊になるのだろうか。15冊は超えそうだ。
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