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January 05, 2013

1月4日(金)新春浅草歌舞伎で海老蔵壱太郎を見る

朝、かなり寒い。それでも浅草をめがけて出発する。新春浅草歌舞伎を見に行く。

着いたのが開演直前だったので、筋書きも買わないまま席に着く。最初は、愛之助のご挨拶。会場から質問を受けていたが、質問する人が心得ていて、なかなかよいことを聞いていた。最初は、海老蔵がはじめて工藤をつとめた「対面」。正月にふさわしい演目だが、筋書きが手元になく、出ている役者が誰なのか皆目わからない。海老蔵と、五郎の松也、十郎の壱太郎くらい。松也が五郎というのは驚き。舞鶴の役者がしっかりとはしているが、これもだれかわからない。

終わってから昼食。弁当も買わなかったのでどうしようかと迷って、一階にある蕎麦屋へ入る。これがラッキー。前に渡辺保さんが並んでいた。一緒にそばを食べる。渡辺さん開口一番、「若い人ばかりの対面はつまらないですねえ」とのこと。もっとも。あといろいろとお話をさせていただく。贅沢なことだ。

そのあと、「幡随長兵衛」。海老蔵初役。悪くはないが、何か面白くない。最後の立ち回りには迫力があった。普段は無視される「公平法問諍」が何か一番受けていたような気がする。これではまずい。

午後の部は家族も合流。最初は「毛谷村」。六助の愛之助も、お園の壱太郎も初役。やはり壱太郎がいい。独特のユーモアの感覚もあるし、芝居が何よりしっかりしている。愛之助は、ちょっとのどかすぎるか。サービスで、海老蔵が斧右衛門で出る。

そのあと、海老蔵の口上で、にらみも。あとで知ったが、2日から4日までしかやらないらしい。これもラッキー。

最後は、海老蔵、愛之助、孝太郎の「勧進帳」。孝太郎の義経がまず、品格が備わっていない。海老蔵は、一時のめちゃくちゃな声の出し方からは脱して、安定してきているが、それでも以前のような弁慶の迫力がない。愛之助は、格別のことはなく無難。

Sdim6688

問題は海老蔵。復帰後一時はかなりひどい状態で、それを脱してきたのはよいが、まだ、余裕がないのか、演技が面白くない。斧右衛門など、前なら大爆笑のはずだが、力の抜き方が下手になっている。一座を任されているという責任感の故だろうか。全体に力みが目立つ。これがどこかで一度抜けると、大きく成長するのかもしれない。やはりそれは歌舞伎座でだろうか。

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