1月5~7日(土~月)国立劇場で歌舞伎を見て週明けには映画『遺書』の試写を見る
土曜日は、池袋「レシャット」に久しぶりに行く。家族パーティー。シェフが変わって、おいしくなっているという話だったが、なるほどかなり味も内容も変わっている。トルコワインも近々新しく来るらしい。これは楽しみだ。
日曜日は、国立劇場へ。新春歌舞伎。演目は、黙阿弥の「櫓太鼓鳴音吉原」を復活させた「夢市男達競」なるもの。もちろんはじめてみた。前半は、筋を追うだけでさほど面白くないが、後半、菊之助が猫になったところから面白くなる。これまで見た菊之助のなかでいちばんあっているのではないか。今年はいつもと違いテレビ放送もなかった。子ども連れで最前列だったので、手拭いをゲット。
家に戻ってからは、NHKスペシャルで猿翁と香川照之の物語を見る。最後、予想したように「山門」の五右衛門だったが、心配したのととは違い、かなり様になっていた。歌舞伎の修業も少し進んだのだろう。映像でとらえられたものがすべてではなく、それこそそこにはひどく複雑なものがあるはずだが、その全貌は番組からは明らかになってこない。
月曜日になり、仕事始め。その最初は、石井光太さんの『遺書』の映画化の試写会。東劇の試写室へ朝から出向く。フィクションではありながら、見ながら本のことを思った。映画は、高崎とかそうしたところで撮影されたようだが、見ているあいだは、被災地そのもので撮影されているような気になっていた。圧倒的な現実が背景にあるだけに、普通の映画と同様に考えることは難しい。たまたま、和田秀樹さんが来ていたので、終わってからあいさつ。今年の正月は実にいろいろな人と会う。その後は、ヒルズへ行って、仕事。ようやく今年のケの部分がはじまった。
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