2月6日(水)東大宗教学研究室の島薗進教授の最終講義に行きちょっと大胆な質問をしてみる
大雪の予報だったが、それほどでもない。やはり昨日の夜、暖かだったせいだろう。
午前中から午後の初めにかけては家で仕事をする。伊勢信仰について。いちおう最後まで書き上げる。
午後は、本郷三丁目へ。島薗進さんの最終講義。法文2号館の教室がほぼいっぱいになっている。あとから来た人は、向かいの教室でビデオ視聴になったようだ。話は小林一茶のこと。その死生観をさぐるというものだが、やはり浄土真宗的。島薗さんが真宗地帯に生まれたということも影響しているのだろうが、それが宗教学研究室の伝統でもある。
質疑応答の時間になったので、2番目に質問する。失礼な質問と断ってから、島薗さんのお父様が亡くなった時、お母様が息子が医学部に進むのを辞め、医者になることを放棄したことの方がショックだったと聞いているが、宗教学に進んで後悔してはいないかと聞いてみた。後悔はないとのこと。詳しく聞いてみたいことではある。その後、上田紀行や鎌田東二両氏など、宗教学研究室の出身者でない人たちが次々と質問していく。ここの部分が一番興味深かったかもしれない。
講義のあとは、囲む会と二次会。田丸先生や宮家先生に久しぶりにお会いすることができた。我々も年をとったのだから、先生方が年を取られているのも当然だろう。紙芝居風の島薗さんの歩みなど、余興もあった。渡辺直樹氏からは、四方田犬彦氏が仕事を再開するといううれしいニュースも聞く。島薗さんの奥さんが2次会の最後であいさつされ、これまで夫の講義を聞いたことがなかったという話をされていたが、そんなものなのかと驚く。とりあえず、ご苦労様でした。
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