4月20日(土)運慶の新国宝と「大神社展」
土曜日なのでゆっくり寝て、昼食後上野へ。国立博物館の「大神社展」へ。ただし、家族はパンダを見に動物園の方へ。
まず、新しく指定された国宝、重要文化財が本館2階の特別室で展示されていたので、それを見る。やはり、新しい国宝の運慶の不動明王像がすばらしい。静岡の願成就院蔵。とくに左側のせいたか童子の颯爽とした姿は、類例を見ない。むしろ、これに国宝としての価値があるような気がした。
ついで「大神社展」の方へ。いろいろな神社から、国宝や重要文化財を出してもらって、それをまとめたという形の展覧会だが、まず沖ノ島の祭祀遺跡から見つかった優れたものが出品されている点は貴重。なかなか、これだけまとめてみることはできない。それにしても、馬具は素晴らしい。
伊勢参宮曼荼羅は、神宮徴古館所蔵のものが出展されていて、しばらくそこに立って、観客の反応を見ていたが、正殿が朱塗りだということに驚く人はいないようだった。もっと驚いていいような気がする。
目玉の一つは、石上神宮の「七支刀」だが、鹿島神宮の2メートル70センチもある直刀は、これは実物を見ないと、その長さが実感できない。本当に長い。
神像も数多く出ていたが、滋賀若松神社の獅子・狛犬がなかなか素晴らしかった。
全体に、展示が地味なので、観客も少なく、ゆっくり見られるのがいい。ただ、全体の趣旨が必ずしも明確でないのは、東京国立博物館のいつもではあるが、もう少しポイントをはっきりさせてほしい気はした。
終わってから家族と落ち合い、京浜東北線で一本なので義弟の大森の店、レッシャットへ行く。驚いたことに満員。パーティースペースでも盛り上がっている。最近はいつもこの状態らしい。これもアベノミックス?
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