4月4日(木)歌舞伎座杮落し公演第1部に行く
歌舞伎座杮落し公演、第1部に行く。席がとれなかったこともあるし、料金のこともあるし、まあ物は試しと3階席をとってみるが、西の列だった。舞台を見る分には前よりも見やすくなっているが、当然、花道が見えないし、少し乗り出すと係が注意してくる。演舞場のように花道をうつすテレビがあればいいのだが、それもない。ほかの3階席をまわってみると、今回はほぼどの席でも見えるようになっている。その点では、3階西列は最悪の席かもしれない。
満席なので、劇場内はいっぱい。最初の「鶴寿千歳」は、藤十郎が圧巻。本当に元気だ。壱太郎も出ているが、さしたることはない。まだ緊張しているのか。次の「お祭り」は、勘三郎の追悼。関係する役者が総出演。孫も出てきたが、筋書きにも名前がないので、これは初お目見えでもないのだろう。
昼食をはさんで「熊谷陣屋」。吉右衛門、玉三郎、仁左衛門、菊之助、それに歌六と又五郎。渡辺保さんは、相変わらず吉右衛門の今回の芝居を高く評価しているが、これは好き嫌いか、あまり面白く感じなかった。固いし、声がよく通らない。玉三郎も、どこか前のような大きさがない。二人とも、緊張があるのだろうか。一番よかったのは、仁左衛門の義経と歌六の弥陀六。仁左衛門は明るくていい。歌六は好きな役者なので、どうしても評価が高くなる。
全体に、人間国宝級のベテラン役者がどの演目でも主役を務めているが、その分、フレッシュさに欠ける。年配の役者が頑張りを見せるのは評価できるが、せめて3分の1くらいは若手が主役を務めるようなものがあっていいのではないか。その点では、5月はパスしてもいいかもしれない。6月の海老蔵に期待しよう。
終わってから、和光でおちゃをして、無印に寄るが、昼の弁当が悪かったのか、二人とも体調が悪くなった。それでも、葬送の事務所に行って、引っ越し関係のことを片付ける。
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