6月4日(火)海老蔵五郎の「対面」は孝太郎の活躍で大いに楽しめた
午前中は家で仕事。仏像の本、第8章を仕上げて、第9章にかかる。この章が終われば、一応終わりの予定。時間さえあれば、書ける。
午後は、歌舞伎座へ。5月の公演は、見たいと思うものがなかったのでパスしたが、6月は海老蔵も出るので、出かけることにした。相変わらず混雑している。今日は、1階の4列目ほぼ正面。よく見える。
まずは「対面」。1月の浅草公会堂で海老蔵が工藤をつとめた「対面」を見た後、蕎麦屋で渡辺保先生にあって、役者の揃っていない「対面」ほど面白くないものはないという感想を聞いたのを思い出した。今回は反対。まずよかったのが、孝太郎の舞鶴。役者として大きくなっている。これで全体がしまった。並び大名も気が入っていて、緊張感のある舞台になっている。仁左衛門はやはり貫禄がある。鷹揚さでは、團十郎の方が勝るかもしれない。
十郎は菊之助で、五郎の海老蔵とともに登場。姿かたちが決まっている。海老蔵、独特のユーモアの感覚で観客を笑わせ、工藤に迫るところは迫力十分。とにかく楽しい「対面」で、これだけでも満足。続いて、菊五郎の「土蜘」だが、頼光の吉右衛門が風邪でも引いたのか、元気がない上に声がでない。大丈夫だろうか。ほかは、役者もそろって、番卒なども、翫雀、松緑、勘九郎。山神は、松緑の子の大河。菊五郎も頑張ってはいるが、体の切れがもう一つ。
終わってから、新しくできた屋上庭園に行ってみる。屋根が間近に見えるのが面白い。夜は、編集者と飲み会。
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