9月10日(火)頭の中は行幸と最澄のことでいっぱいだが原稿を21枚書いてカルチャーで講義し伊勢丹メンズ館10周年に行く
前の日の夜、朝日新聞に載った伊勢神宮の記事で、明治天皇がはじめて伊勢神宮に参拝というものがあった。そこで、持統天皇が最初だったんではとツイッターしてみたら反響があった。そのなかに、持統天皇は行幸で、伊勢神宮に参拝しているわけではないという反論というか、指摘があった。
これは、けっこう難しい問題で、参拝、とくに天皇の場合には親拝と行幸との違いをどう考えるかということになる。熊野行幸は一時流行したが、これは天皇ではなく上皇。となると、そもそも天皇が神社に参拝するということがあったのかどうか。孝明天皇は石清水八幡宮に参拝したようだが、これは近代のことととらえてもいい。行幸論とまでは大げさではないが、考えなければならないことがある。
そんなことを考えつつ、午前中は、家で仕事。葬式の本の原稿を21枚書く。時間さえあれば、やはり書ける。そのあいだに、富士山の水、ワイン、そして町山君の映画と恋愛の本が届く。
午後は、千葉へ。朝日カルチャーセンターで神道について講義をするため。行の電車で最澄についての本を読むが、最澄が大乗戒壇を構想したくだり、読んでいてはまってしまった。これは、僧侶をいかに生むかという点で、重要なこと。最澄は非常に興味深い存在に思えてきた。これも考えないといけない。
講義は、出雲大社を中心として、神社の在り方について語る。SJSの元理事、平野さんもいつものように来てくれた。
千葉から新宿へ。最後は、伊勢丹メンズ館の10周年。今年は、お客を少し絞ったのかもしれない。例年のようには混雑していなかった。今年の遊びは、還暦にちなむもの。果たしてうまくいくか。
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