1月27日(月)平田信の裁判傍聴は2回目で山形明受刑者が証言した
朝から東京地方裁判所へ。平田信の裁判の傍聴は2回目となった。今回は、私の元自宅の事件にはかかわっていないが、オウムの青山の本部への火炎瓶事件に平田と一緒に関与した、現在服役中の山形明受刑者が証人となって出廷した。検事の主尋問からはじまって、弁護側の尋問、それに裁判員を含めた裁判所側の質問。
結局、私の方の事件と火炎瓶事件は同日に続けて起こったことであり、それが具体的にどう進行したのかが分かってきた。『オウム裁判』の本のなかでも取り上げられてはいるが、詳細はまったく明らかにされてこなかったので、私も今回初めて知ることばかり。井上が、爆破の後、興奮し、かなり喜んでいたというところが強く印象に残った。
それから、教団の科学技術省に対する信頼のなさが、それに関連する物事の重要性を関与した信者に認識させなかったようにも思えてきた。失敗ばかりでたいしたことができない。ところが、サリンだけはできてしまった。
裁判では、平田の事件への関与が問題になるが、彼が3月19日の事件では中心にいなかったように見える。果たしてその点が、判決にどう影響するのか。今後の証人の証言で明らかになってくるのだろう。
終わってから、新宿へ出て、久しぶりにタワーレコードへ。チック・コリアの「トリロジー」を買う。これは、ハイレゾになりそうにない。
家に戻ってから、自然葬にかんして朝日新聞の電話取材を受ける。刊行したばかりの『0葬』の本の話をしたら、興味をもってもらえた。
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