2月5日(水)判断の難しい林泰男の証言
平田信の裁判は、林泰男死刑囚が証人として出廷した。かかわっている事件は、爆破事件だけだが、審理はかなり時間がかかった。これは、これまでの法廷でもあったことだが、井上嘉浩死刑囚との証言とのあいだに食い違いがあり、どちらが正しいのか、それが問題になってきた。その点で時間がかかったのも当然かもしれない。
林には、一度も会ったことがない。今回の法廷では、ついたてがあり、一切その姿は見えない。声だけだ。最初、声がしわがれていて、裁判長もその点を心配するような発言をしたが、全体に声が弱弱しい。56歳だというが、もっと年に感じられた。
平田との関係は親密で、しかも麻原に対してともに不満をもっていたということで、被告との距離の近さが印象的だった。証言があいまいな部分、わざと被告のことをかばっているのではと思わせると事も多々あり、検察からはそこをかなり突かれていた。一昨日昨日の井上証言も、違う意味で信ぴょう性に問題があるように感じられたので、果たして何が正しいのか、結論付けることが難しい。これがいったい判決にどう影響するのだろうか。
終わったのは4時少し前。新宿へ出て買い物をして帰る。
『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』、月曜日に朝日新聞に広告が出たせいで、かなり売れている。パブラインでは、最初新書一位だったとのこと。午後に桜井よし子氏のものに抜かれて2位。それでも50冊売れたらしい。文教堂でも一時新書2位。アマゾンでも20位台まであがった。発売からすでに2か月。今になってかえって売れるのは不思議だ。
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