3月3日(月)『なぜ八幡神社が』は紀伊国屋書店新書で1位になり歌舞伎座では「二人藤娘」を堪能する
朝は、少しだけ家で仕事。『アサヒ芸能』の連載、オウム裁判の傍聴について書く。
昨日の朝日、「売れている本」で、斎藤環さんがとてもいいことを書いてくれたので、『なぜ八幡神社が』の本、紀伊国屋で昨日新書部門1位になる。この本でははじめてのことではないか。というわけで、9刷が決まり、これで7万5000部。むしろ時間が経ってから売れてきている。
銀座へ。歌舞伎座の昼の部。三越で弁当を買ってから向かう。3月4月は本来、福助の歌右衛門襲名興行のはず。急に演目を変更したのだろうが、いろいろ苦労のあとがある。「対面」は、梅玉の工藤が物足りないし、橋之助の五郎に迫力がない。よっていまいち。菊五郎と吉右衛門の「身替座禅」は、二人にとってはお手のものだろう。藤十郎に翫雀がはじめて八右衛門をやった「封印切」は、座席が三階東で悪かったせいもあり、セリフが極端に聞きにくい。封印を切るところ、筋書きだとそれが成駒屋の型だと書いてあるが、自然と切れてしまうのはこれまでと違うように思えた。どうなんだろう。
今日のお目当ては、最後の「二人藤娘」。1月にすでにやっているようだが、これだけを見に来たようなもの。その期待は十分に満たされた。暗転から二人が板付きで出たところ、どちらがどちらか3階からだとわかりにくい。それは、七之助が成長しているからだろう。「藤娘」の踊り、これまであまり面白いとは思わなかったが、今回のは、なかなかいい。菊之助との「二人道成寺」と比べると、時間も身近いし、ダイナミックさには欠けるが、七之助が従順で可愛げがあり、そこがよかった。玉三郎はとても40歳上には見えない。まだ、途中でだれるところもあり、改善の余地がありそうだが、さすが玉三郎の「二人」シリーズ。ずっと釘づけ。これだけで満足。
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