4月15日(火)名古屋から京都にわざわざ行ったのに海老蔵の「源氏物語」には失望で大阪に泊まる
朝家を出て品川へ。新幹線で名古屋へ。今月から3か月にわたって、中日文化センターでまた講座をやることになった。テーマは日本人の死生観について。意外と話を組み立てていくのが難しい話だが、とりあえず、最近考えている「葬式には行かない」から0葬や、葬儀の変化について1時間半にわたって話をする。
終わってから京都へ。タクシーで南座へ。海老蔵の「源氏物語」。開場時間が開演1時間前になっていたので、何かあるのかと早めについた。日本酒を出す茶屋があり、けっきょく飲んでしまったが、「稼ぎ頭」という新しい日本酒。濁り酒の月の桂の酒造で、まるでワインのよう。意外とおいしいが、名前はこれでいいんだろうかと疑問。
「源氏物語」のほうは、最初、孝太郎が紫式部として出てきて、長くしゃべりだしたところで、悪い予感がした。その予感が的中し、話がとにかくつまらない。意気込みだけはあるが、歌舞伎と能と、カウンターテナーがばらばらで、とにかく核になる話がまるで中身がない。源氏は演劇化するのが実は難しいものだが、いっそう林望さんに物語を書いてもらったほうがよかったのではないか。能のシテ方が、六条御息所になって迫るところだけが面白い。せっかく亀井忠雄さんが出ているのに。
すっかり失望し、そのまま帰りたくなったが、近くでもあり祇園かわもとへ。最近、また私のブログを見て、お客がきたとのこと。貢献している。ウナギの白焼き、ソラマメのような一寸豆の焼いたの。それに山菜の天ぷらを食べる。隣のお客さんと話をして、記念に『0葬』の本をあげたりした。
少し早目に出て京阪で中之島へ。京都のホテルが高かったので、リーガロイヤル大阪にした。部屋がアップグレードされて、広いツインに。
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