6月21・22日(土日)一神教の世界でしかできない映画『ノア』を見てちょっと疲れた
土曜日は、完全オフ。格別することもなく、午後はニコ生でベイスターズ戦をずっと見た。まれにみる熱戦で、最後サヨナラで勝てたのはよかった。負けていたら、ぐったりの試合。
日曜日は、午前中からヒルズへ行く。雨が降っていたので、霞が関廻りで行ったが、うっかりして広尾まで行ってしまった。六本木駅を出たところで、映画『ノア 約束の舟』の広告塔が林立していて、それにつられて、この映画を見ることにする。時間もちょうどいい。
それまでのあいだ、『創価学会と公明党』の2校のゲラを見ていく。ワークスペースを使ったので、集中して仕事ができた。最後の部分、最近の情勢をもとに書き足して、なんとか終わる。映画にも間に合った。
『ノア』については、事前にはまったく知らず、誰が出ているのかも知らないまま見た。主役のラッセル・クローも、そうだが、アンソニー・ホプキンスやらジェニファー・コネリー、エマ・ワトソンが出てきてちょっとびっくり。
物語は、「創世記」がもとになっているが、重要なところで違う。とくに、ノアやその家族が無垢な者としては描かれていないこと、息子のすべてに妻がいるわけではないことなど。そして、ノアは、動物は生かすが、悪をなす可能性のある人間については、その命を絶とうとすることが、一番違う。これは、エンターテイメントの作品ではあるが、現代の信仰の問題を考えるうえで極めて重要な問いではないか。その問いについて、もっと登場人物が苦悩するような場面があってよかったかもしれない。
一神教の世界でしか生まれない映画だが、見終わってちょっと疲れた。
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