7月24日(木)四天王寺から一心寺で松竹座では「寺子屋」
大阪2日目は、朝食の後、タクシーで四天王寺へ。これまで一度も来ていなかったので、気になっていた。着いたら、隣が一心寺ということが分かり、どちらもよらなければと思った。
拝観料を払って、金堂を拝見していたら、当番の僧侶の名札がかかっていた、見たら葬送の会の大阪支部の方だった。2度ほどお会いしたことがある。しばし歓談。四天王寺のことや、合祀墓のことを聞く。ちょっと驚くような話も聞いたが、これは確認しないといけない。
後は四天王寺をめぐるが、戦災で焼けているので、めぼしいものは基壇くらい。宝物館もあいていなかった。ちょっと見たいものもあったが、残念。ただ、亀井堂で札を見ずにながす珍しいものを見た。
それから、一心寺へ。はじめて骨仏を拝見したが、骨でできているとは見えない。銅のようでもあり、蝋のようでもある。多くの参拝者がいるのには驚いた。
タクシーで松竹座へ。仁左衛門復活の「寺子屋」を見るため。最初が、「天保遊侠録」で、次が「女夫狐」。前者は、国生が意外と喜劇向きかと思ったりしたが、真山青果にしては軽い感じで、雰囲気が違った。「女夫狐」は、はじめて。まるで「四の切」の設定だが、話としてはどうだろうか。
お目当ての「寺子屋」。仁左衛門が元気なのはほんとうによかったし、松王丸もよかったが、周囲がいまいち。時蔵の女房千代が意外にさえない。それで物語が盛り上がらない。橋之助と菊之助も、どうも。やはりこの演目、全体がそろわないとだめだ。竹本は葵太夫だが、「女夫狐」では、一巴太夫。ほかに、里長の長唄と7月の松竹座は思いのほか豪華だ。
終わってから、天神祭ということで、そちらに行こうかとも思ったが、25日でないと船渡御などもないので、あきれまてそのまま帰る。
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