8月19日(火)納涼歌舞伎で珍しい「恐怖時代」を見る
朝から東銀座へ。納涼歌舞伎の第1部を見る。「恐怖時代」という谷崎の作品は、見たこともなかったし、その存在も知らなかった。内容はグロテスクで、とんでもない話で、いわゆる「武智歌舞伎」。人間の狂気というものをどう描くかだが、広い歌舞伎座の舞台で見せるようなものではないのかもしれない。それに今の人間には、こうした底知れない怖さのようなものがないのだから、ちょっと歌舞伎としての上演は無理な気がした。一日だけ、歌右衛門などが出てやったことがあるらしいが、今と昔は違う。
あとは、獅童と巳之助の「龍虎」。獅童は、ちょっとお疲れ気味。立派だが、からだがついていかないところがあった。巳之助はまだまだだが、普段踊っているというからだの使い方ではある。今後に期待しよう。
終わってから、三越でお茶。といっても、ビールが一番安かったこともあり、カルスバーグ。
ヒルズへ行き、『靖国神社』の著者インタビュー。ついでに、書評の連載を頼まれる。もう一件は、書籍とネット連載の打ち合わせ。ネットの方は、「寺ミシュラン」のようなもの。テスト版を作らないといけない。書籍の方は、予定していたものをまったく変えて、仏伝について書くことにする。
家族と落ち合って、麻布十番の「更科堀井」へ。いつものようにうまい。
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