9月9日(水)秀山祭夜の部を見る
朝から午後は、原稿書き。戦後の天皇制の話を書く。この章、もう少しだ。
午後は、歌舞伎座へ。秀山祭の夜の部。「太十」、「連獅子」、「御所五郎蔵」。
「太十」は、渡辺保先生絶賛だが、どうもよく分からない。古典と言われれば、まさに古典なのだろうが、どこを楽しんでいいかがやはりわからない。正しく歌舞伎を演じればこうなるのだろうとは思うものの、では、こういうのが見たいかと言えばそうではない。これは、何の問題だろうか。
「連獅子」は、仁左衛門と孫の千之助。千之助はまだ14歳かと思うと、実に頼もしい気がする。しっかりとしているし、体が軽い。これからどういう役者になるのだろう。
「御所五郎蔵」は、黙阿弥だが、この黙阿弥調がみなうまく出せない。生活が大きく変わるなかで、粋というものが日常から消滅した状況ではそれも仕方がないか。逆にもっと現代風でやると面白いのではないか。染五郎にはその片鱗があったような気はした。
« 9月8日(月)週明け一日家で仕事をする | Main | 9月10日(水)立川の朝日カルチャーセンターで講義をしヒルズでは連続打ち合わせのなか『弱いつながり』を読む »
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 11月18日(土)歌舞伎座で「マハーバーラタ戦記」の再演を見る(2023.11.18)
- 10月13日(金)スイッチングハブをまた借りて歌舞伎座夜の部(2023.10.13)
- 10月7日(土)歌舞伎座昼の部と上質のパラゴン(2023.10.07)
- 9月4日(月)歌舞伎座秀山祭昼の部を見る(2023.09.04)
- 9月2日(土)国立劇場の初日は「吉野川」(2023.09.02)
« 9月8日(月)週明け一日家で仕事をする | Main | 9月10日(水)立川の朝日カルチャーセンターで講義をしヒルズでは連続打ち合わせのなか『弱いつながり』を読む »
Comments