12月4日(木)歌舞伎座昼の部海老蔵は「二人椀久」に手も足も出ず
朝は家で、こまごまとしたことをしてから、出かける。電車の車中で、妻のスマフォを借りて、国立劇場の1月の歌舞伎公演をとる。銀座で弁当を買い、歌舞伎座へ。今日は昼の部。
愛之助の「義賢最期」は、仁左衛門にそっくり。愛之助は歌舞伎座で初めての公演だけに、まだ緊張しているのか、かなりかたい。亀三郎が大役初役だけにはりきっているのが伝わってくる。彼の場合、もう少し何かが欲しい。それは強い野心かもしれない。
次は新作の「幻武蔵」。獅童が出てきたところは、なかなかいい。彼は本格的な二枚目のほうがよく、案外ユーモラスな役はだめかもしれない。ほかは、演出の玉三郎を除くと若手ばかり。玉三郎が若手を鍛えるための公演なのだろうか。話は説明的で、盛り上がりに欠ける。しかし、そのなかで若手がきっちりと演技をしていることは、これからに結びつく気がした。ちょっと心配だった児太郎も道が開けそう。萬太郎がいい。
最後は、玉三郎と海老蔵の「二人椀久」。昔見た雀右衛門と富十郎の名舞台のことがあるのでどうかと思ったが、やはり遠く及ばない。最後のユニゾンになるところ、海老蔵がまるでついていけていない。ただ、この踊り、ひどく難しいということがよく分かった。若手全体、だれでも難しいだろう。
筋書、表紙の絵が今までと違うなと思ったら、千住博さんだった。
三越で「ベイマックス」のイベントを除き、和光で鞄を探すが、見つからず、阪急のメンズ館下でお茶。時間をつぶしてから、大森の「レシャット」へ。打ち合わせ件の食事会。
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