2月21日(土)駒之助の忠臣蔵9段目は人間の領域を超えた魔物のようであった
午前中は、授業のテストの採点、2年生の部分をやる。あとは3年生だけになった。
午後は、横浜へ。神奈川芸術劇場の竹本駒之助公演第4弾「山科隠家の段」を聴きに行く。ここでの公演を聴くのは2回目。会場についたら、黒崎ご夫婦が。私が誘ったのだから当然か。会場には、筝曲の山勢松韻さんもお見えだったような気がする。人間国宝が人間国宝を聴きに来るというのはすごい。
いつものように、神津武男さんの楽しい前説から。公演は1時間50分にも及ぶ。ふつうは前半と後半で大夫が変わるが、今日は通し。これまで駒之助公演は、世話物がばまりだったが、これは大曲。前半の女の物語が、後半、加古川本蔵の登場によって、本当の主役が明らかになってくるという物語になっている。その骨太の物語を、雄々しく語るところがすごい。三味線の方は、それに最後ついていけなかったかのようにも見えた。駒之助はとても人間には思えない怪物のようだ。
終わってから、神津さんにご挨拶。奥様が日本女子大で私の授業を聴いていたとか。ご縁がある。
新宿へ出て、サイエンスクラブへ行っていた娘をピックアップしてつな八でてんぷら。
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