2月6日(金)経堂駅の人身事故には驚くが六本木歌舞伎には意外に満足
午前中は家で仕事。口述原稿の直しを少したが、大学の授業の採点も、最終学年の4年生のぶんだけやる。今年から、採点結果の記入が電子化された。
午後は、SJSへ出向くが、経堂駅でなんと人身事故。まだ、その処理中だったが、電車は動いていた。初めてのことなので驚いた。
事務所が終わってから、六本木へ。ロブションでパンを買って腹ごしらえをしたあと、ヒルズそばのエックス・シアターへ海老蔵の六本木歌舞伎を見に行く。演目は、宮藤官九郎作の『地球投五郎宇宙荒事』。海老蔵の新作は、『源氏物語』で後悔したので、それほど期待しなかったが、これが面白かった。
話は当然ばかばかしく、前半は、ただの「暫」でもあったが、導入の部分、現代の楽屋で話の構想がまとまっていく部分など、話に入りやすくなっている。とくに後半は、いったいどういう展開になるのか、意外に先の読めないところもあり、徹底して現代の荒事にこだわったところですっきりして、単純に楽しめた。深いところなどないが、それが今の海老蔵が求めていることなのかもしれない。獅童も宮藤脚本だと生き生きしているし、加藤清史郎君がさすがにうまい。結構、満足して帰る。
これは昔のことなので、そうは断定できないが、海老蔵が勘三郎と雑誌で対談をしてとき、勘三郎が地球を投げるような荒事でもやってみたらと提案していたのを記憶している。となると、その勘三郎に大恩のある獅童も出ているし、宮藤も勘三郎の歌舞伎を書いているので、全体として勘三郎追悼公演なのかもしれないと思った。
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