3月7・8日(土日)ローズ色のEXAKT AKUDORIKがやってきた
土曜日の夜、待ちに待ったLinnのEXAKT AKUDORIKのスピーカーが、我が家に搬入されました。注文から2か月以上かかったのは、色を指定したからで、指定した色はローズ。たくさん色があるので迷いましたが、実にきれいな色に仕上がっています。漆塗りのような質感です。
搬入してもらうときに、セッティングもしてもらったわけですが、最後の段階で、スピーカーの位置を決め、最適化していく作業、それまでミュージシャンが各自バラバラに音を出していたのが、「じゃあ、やろう」という感じではじめて、そこから音楽になるというそういう状況でした。これは興味深い体験です。
日曜日は一日、音を出していましたが、まず、ハイレゾの音源が、CDリッピングと大きく差が出たように感じられます。これまでも違いは分かっていたつもりですが、EXAKTを通すことで、まったく次元の違うものになります。逆に、CDリッピングの音源が貧相という印象が強くなったのは、はたしていいことなのかどうか。
アナログについては、LP12がエントリー・モデルなので、これから改良の余地が大きくありますが、それを差し引いても、可能性はハイレゾ以上の気がしました。
一例をあげれば、キース・ジャレットとチャーリー・ヘイデンの「ラスト・ダンス」、ハイレゾだと、キースが自宅録音ということもあり、小さな箱のなかで演奏しているように聞こえるのが、アナログになると、その箱がなくなって広く感じられるというイメージです。全体に、今までと全く違うものに聞こえるのが不思議です。
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