5月29日(金)『殺戮の宗教史』を書きつつ仏伝について考える
修理中のカメラが戻ってこないので、写真も載せられない。
午前中は、家で仕事。今日は、『殺戮の宗教史』の第1章を書く。かなり前に出した『オウムと9・11』の本を下敷きにして、9・11のことを書く。これが、世界的にはテロの時代の出発点と言えるだろう。この章だけで44枚になった。
午後は、SJSへ。いろいろまだ面倒なことがあるので、ミーティングを開く。そのあとは、少し時間があったので、『ブッダは実在したのか』で取り上げる仏伝のことを調べる。日本において、近代に入るまでのブッダの伝記は、『今昔物語』にはじまり、それが『釈迦の本地』というお伽草子になり、さらにそれが、北斎が絵を手掛けた『釈尊御一代記図会』などに発展していったと考えていいのだろう。そのあと、明治に入ると、ヨーロッパの仏教学が入ってきて、こうしたものは打ち捨てられ、パーリ語の『ブッダチャリタ』などをもとにした新しい仏伝が入ってきたことになる。一つの問題はそこにある断絶をどのように考えるかだろう。
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