7月9日(木)演習で『武士道』の発表がすべて終わる
午前中は、授業の準備から。「宗教学」の授業も、あと2回になった。試験もあるので、それに向けて、授業を組み立ててい行く。軸は永平寺の修行で、その本当の厳しさについて、「法戦」というNHKのドキュメンタリーを交えながら、示していく。そのなかに、南直哉氏などが登場するが、法戦で首座をつとめた僧侶は、3.11では津波に巻き込まれている。命は助かったが、それこそがその人物にとって本当の試練になったのかもしれない。
準備が終わってから、『殺戮の宗教史』に戻り、第4章の最後まで書き上げる。
午後は、雨が降る中で授業へ。研究室では、授業に出てこなくなった学生のことなどが話題になる。
授業は予定通りで、『ジーザス・キャンプ』も20分ほど見せることができた。演習では、『武士道』の発表がすべて終わった。いったい日本人は、宗教の代わりに倫理道徳の基盤をどこに見出しているのかという課題は、はたして解けたのか。新渡戸の結論はかなりあいまいだ。
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