9月17日(木)中田考氏との対談『イスラームとは何か』の再校ゲラを見る
一日家にいる。途中、魚真の本店に買い物に行っただけ。
仕事としては、午前中に『親は子の迷惑』の原稿を書き、午後は、中田考氏との対談、『イスラームとは何か』というオーソドックスなタイトルになったらしいが、その再校ゲラを見る。格別問題はないが、改めて読んでみると、いろいろと思うところはある。
イスラームは、原理が単純であるだけに、ほかの宗教にあるようなあいまいさがない。それは、ムスリムにとっては大いなる誇りの源泉となるものだろう。中田氏がイスラームを選んだのもそうしたことが関係するのかもしれない。
それから、イスラム国が今やっていることも、そうした原理を現実化するという観点で一貫しているとみることができる。最近、金貨を作ったようだが、それもイスラームの経済観に合致させようとする動きとして見ることができる。そうしたことが理解できないと、イスラム国の動向というものもわからない。その点では、意味のある対談になったのではないだろうか。
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