12月9日(水)大国主と格闘しイスラム教に関連する2冊の本を読み終える
一日家にいて、仕事をする。結局、外には出なかった。
まずは、SB新書『宗教消滅』のウェブ連載原稿を書く。今回は、創価学会について。婦人部の高齢化を中心に書く。それからは、日本の神の原稿、大国主の話と格闘する。あまりにその世界は複雑で錯綜し、どうまとめていいかがわからない。解けそうにない連立方程式を必死に解こうとしている状態に似ている。そもそも解があるかどうかもわからない。それに一日費やした格好になる。
この前、ジャケ買いした一冊『「個人主義」大国イラン』を読み終える。イランという国での人の生き方を描いたもので、内容はかなり興味深い。組織を作らない社会というものがどのようになっているか、これは決してイランだけのことではなくて、トルコなどを含め周辺の国々にも言えることなのだろう。日本は逆に組織がありすぎる。
もう一つ、こちらはジャケ買いのときのものではないが、新潮新書の『イスラム化するヨーロッパ』を読み終える。買おうとして目次を見たとき、タイトルとは少し違うのではないかと思って買ったものだが、やはりテロの背景を探るというところに重点が置かれていて、タイトルそのものの内容は必ずしも十分ではなかった。しかし、ヨーロッパのイスラム移民、一世や二世がどういう状況に置かれているかがよくわかった。
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