1月9日(土)初春大歌舞伎に歌舞伎座に行き新しい歌舞伎座でははじめて幕見する
午前中から、東銀座へ。歌舞伎座で、「寿初春大歌舞伎」の昼の部を見るため。夜の部は、今月はとっていない。
最初は、「廓三番叟」。そんなにやらない珍しい演目で、見たような、見ていないような記憶があいまい。出てくるのは、傾城、新造、太鼓持で、翁や千歳、三番叟という形とはかなり違う。よかったのは、新造の種之助。かわいい新造で、この人女形でもやれそうだ。孝太郎や染五郎は、技ではまさるが、才能では種之助に軍配があがった。
次は、今年芝翫を襲名する橋之助の「鳥居前」。立派な忠信だが、実は狐というところが薄い気がした。初役だということで、まだ慣れていないのだろうか。
吉右衛門の「石切梶原」は、まさに十八番。手慣れたもので、歌六、芝雀とそつがない。歌昇の俣野五郎は、まだ、どこに力を入れていいのか、そのバランスが悪い。それにしても、これは梶原が気分よく引き上げていくのを堪能する芝居だと改めて思った。
最後は、玉三郎と松緑の「茨木」。玉三郎の扇をもっての片手での踊りが、やはり名人芸。松緑の方は、体調がいまいちなのか、からだに力が入っていない。歌舞伎座に出続けていて、少々お疲れ気味なのだろうか。最近は、歌舞伎座の座付き役者の趣だ。
昼の部が終わってから、夜の部の「猩々」を幕見した。新しい歌舞伎座で幕見ははじめて。エレベーターもあり、だいぶ便利になった。お立ち台から見ると、全体がよくわかる。踊りは梅玉がさすが。同じ料金で、「二条城の清正」も見られるのだが、それは失礼して、新宿へ。小田急デパートで、お歳暮の解体セールに行く。
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