7月10・11日(日月)大阪松竹座で雀右衛門襲名興行を見る
日曜から月曜にかけて、大阪へ行き、松竹座で雀右衛門襲名興行を見てきた。
襲名というよりも、もっぱら仁左衛門の芝居を楽しみにして行ったのだが、終わってみて、印象に残ったのは、違う役者だったような気がする。日曜日に夜の部から見たが、最初は、「菊畑」。橋之助は智恵内が大好きらしいが、とくによかったのは、最後、孝太郎の皆鶴姫が芝居が細かくて、うまく、それで盛り上がっていった。歌六の鬼一、梅玉の虎蔵で、かなり豪華。淡海は亀鶴。ここのところ歌昇の淡海を二度続けてみたせいか、やはりこういう悪人でないといけないのだと再確認。
次は、口上。我當が体の悪い中、歌舞伎座に続いて列座している。進之介は、ここだけ。雀右衛門が実は大阪の生まれだと今回、皆に認識されたようで、初代から3代目までが上方の役者だったこともあり、上方歌舞伎の大名跡を継いだというムードになっていたのが面白かった。
「鳥辺山心中」は、さすが仁左衛門だが、こういう役は雀右衛門はもう一つ。光ったのが、お花の秀太郎と源三郎の鴈治郎。役者がそろうと、この芝居はかなり面白い。最後は、橋之助の「芋堀長者」。三津五郎が復活させたもので、巳之助が付き合っていないのが寂しい。児太郎がしだいにお姫様らしくなっている。
翌日は昼の部。最初は、「小さん金五郎」。これは初めて見たが、軽い喜劇。次は、「夕霧名残の正月」で、藤十郎が雀右衛門に付き合っている。ちょっと短すぎて、何を楽しんでいいかがわからなかった。
最後は、仁左衛門雀右衛門の「切られ与三」。ここでも雀右衛門が物足りない。その点では、歌六の蝙蝠安がうまくて、なんだか蝙蝠安が主役に見えてきた。どう転落したのか、人生の軌跡が明確なので、そこを表現すると、人格が際立ってくる。蝙蝠安が目立つ「切られ与三」は、はじめての気がした。
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