7月12日(火)ビートルズの彼女はいったい誰なのか
最近、ピアニストのブラッド・メルドーに関心をもっている。前は、あまり好きなミュージシャンではなかったけれど、『10years solo live』を聞いて、考えが変わった。トリオで演奏される『Blues and Balldes』もなかなかいい。ソロ・ライブの方には、演奏についての詳しい解説があり、全体の構成が一定の音楽的な意図にもとづいてなされていることが分かる。知的というか、頭のいいピアニストなのだろう。
そのなかで、両方のアルバムで共通に演奏されているのがビートルズの「And I Love Her」で、これがトリオの演奏では一番気に入っている。テーマを単純に繰り返していく演奏の仕方だが、ソロの解説ではメロディーの美しい曲では、意図的にそうしたアプローチをとっていることを明かしている。
今、ロックと宗教の本で、ビートルズのことを書いているが、ビートルズにおけるsheやherの使い方は独特だ。これは、参考文献にしている武藤浩史の『ビートルズは音楽を超える』でも問題にされていることだが、いったいこの三人称単数代名詞の女性形が具体的に何を意味しているかということが意外とわからない。「And I Love Her」
でも、歌い手が話しかける対象として「あなた」も登場するので、人間関係の構造は複雑だ。一体、彼女とは何をさしているのか。これはビートルズをめぐる謎の一つだ。
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