7月15日(金)7月大歌舞伎から帰ったら出演してた東蔵が日本国宝になっていた
7月大歌舞伎昼の部へ行った。三階席の1列目で見たが、その後ろはほとんどが女子高生。小野学園というところの生徒さんのようだ。そこには先生たちも混じっているので、実に静か。いつもように観客の話し声がしなかった。
しかし、演目としては、高校生が見るものなのだろうか。なにしろ、男女の愛欲を描いた「柳影澤蛍火」。あるいは興味津々で見たのかもしれないが、これが初めての歌舞伎だとしたら、今後どうなるのだろうか。ちょっとそんなことも考えてしまった。
「柳影澤蛍火」はじめて見た。猿之助がやりたかったようだが、ちょっと展開が遅い。2回も休憩が入って、それで見るものなのか、今の時代には合わない感じがした。みなそつなくこなしてはいるが、見終わると物足りない。
最後は、「流星」で、猿之助の宙乗りがつく。尾上右近が、観心寺の如意輪観音かと思わせるふくよかさ。一時は女形としてどうなのだろうかと思わせたが、しだいに立派な女形になっている。猿之助の踊りは達者。こちらも、襲名したころとはかなり違い、自由闊達。巳之助は、松竹座で「芋堀長者」を踊った方がよかったのではないか。
家に戻ったら、桂昌院を演じていた東蔵が人間国宝になっていた。本人も周囲も知ってるはずだが、観客には知らされなかった。そういえば、日経の歌舞伎担当の記者に会った。関係があったのだろうか。
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