9月12日(月)44年目の『リターン・トゥ・フォーエヴァー』
LP12がアップグレードされたので、持っているレコードを改めて、いろいろ聴いている。装置がよくなると、それまであまり聴こえていなかった音も聴こえてきて、レコードの印象も変わったりする。
そのなかで、昨日は、チック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』をかけてみた。1972年の録音で、ちょうど私がジャズを聴き始めて間もない時期だ。その時期は、ジャズ喫茶では、これが毎日のようにかかっていたし、『スウィング・ジャーナル』誌のディスク大賞も受賞している。
その点では、聴きあきるほど聴いていることになるが、あらためてかけてみると、やはりすごい。何より、チックの電気ピアノの音が全く古びていないのがすごい。何しろ44年も前の録音だ。考えてみると、何度も聞きたいアルバムというのはそれほど多くはないのかもしれない。それに今は、フォーマットが多様化し、かならずしもアナログで出てないものも少なくない。それも少し聴けるレコードの数を制限している面がある。ここが悩ましいところでもある。
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