10月4日(火)国立劇場『仮名手本忠臣蔵』で幸四郎の大星を堪能する
昨日は国立劇場に行った。国立劇場開場50周年記念公演ということで、『仮名手本忠臣蔵』の通しが上演される。通常のものとは異なり、普段かからないところもすべて上演される。3か月連続の上演だが、すべて初日にチケットをとった。
今月のうち、普段かからないものは、二段目と三段目の「裏門の場」、そして、四段目の「扇ケ谷塩治館花献上の場」。たまにはかかることもあるようだが、私は見たことがない。そうした場は、おかる勘平、そして、力弥小波の恋模様を描いたところ。さすがに『仮名手本』だけに、そうした場面もよくできていて、復活上演とは異なり、十分に楽しめる。というか、今ということを考えると、むしろ、こうした恋模様を主軸にした忠臣蔵の方が、観客の心をつかめるのではないのか。
面白かったのは、二段目が終わった後、ロビーに出ようとしたら、客席の後ろの方に田之助丈と歌六丈がいたこと。しかも、お二人、気もそぞろというか、落ち着きがない様子。歌六丈の方は、息子の出来が気になってしかたがないのだろうし、田之助丈の方は、隼人に力弥を教えたらしい。普段見られない役者の素顔を見てしまったような。歌六丈、そのあと歌舞伎座出演大丈夫なのだろうか。
圧巻だったのは、幸四郎丈の大星。最近の活躍はめざましく、役者というものは、あるいは人間というものは70歳を過ぎても大きく成長するのだということを教えてくれているが、今回の大星もいい。品格があり、情があり、しかも少し前のように過剰でもない。堪能した。
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