10月5日(水)昨日は芝翫襲名披露興行に行った
一昨日の国立劇場に続いて、昨日は歌舞伎座へ。夜の部。8代目芝翫襲名披露興行。
初日はすでに開けているが、やはり華やかで席も埋まっている。最初は松緑の「外郎売」だが、体調がよくないのか精彩に欠ける。早口が乗ってこない。
口上は、成駒屋だけに大人数。我當など病身を押して出演している。国立劇場で見た梅玉が口上の席に連なっているのも、何か不思議。
次は、襲名披露の演目「熊谷陣屋」。芝翫型というのが珍しく随所に、團十郎型との違いがあり驚くことしきり。新芝翫は精いっぱい頑張ってはいるが、熊谷というのは本当に難しい役なのだとつくづく思う。しかも、魁春や吉右衛門が、異次元の演技をするので、どうしても小さいと感じてしまう。これからなのだろう。
最後は、玉三郎の「藤娘」。腰が固いのだろうか、手先だけで踊っているという印象を受けた。私が歌舞伎を見始めたころは、まだ50台のはじめで、からだが動きすぎるという感じがしたが、今はだいぶ違う。ちょっとそこが残念だった。
「藤娘」が始まる前、三階のロビーで渡辺保先生が来るのに遭遇し挨拶をする。タバコを吸いに来たらしい。ちょうど、『天皇と憲法』の見本ができたばかりなので、タバコを吸い終わるのを待ってお渡しする。
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