11月4日(木)文化の日に天皇の存在を考える
昨日は文化の日。日本国憲法が公布された記念日ということで、毎日新聞では憲法にかんする本の広告が。そのなかに、拙著『天皇と憲法』も含まれていた。
天皇の公務の軽減を話し合う有識者会議も開かれているが、国民全体がまだ天皇と憲法の問題に対して関心が薄い気がする。天皇が現在の憲法でも要になっていて、もしその不在という事態が起こったら、日本の国家は途端に機能しなくなる。にもかかわらず、そうした事態は「想定外」とされ、対策も立てられていない。
一つの国家の存亡が、一つの家にかかっているという事態そのものに大きな問題があり、そこに憲法の欠陥がある。天皇の在り方、地位を憲法で規定したことで、より一層、天皇家の維持が難しくなっている。果たしてこのままでいいのか。当然これからはその議論が必要なはずなのだが。
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