12月2日(金)国立劇場の「仮名手本忠臣蔵」通しを全部見終えた
国立劇場の「仮名手本忠臣蔵」通しの三か月目、初日に見に行ってきた。3ヶ月全部初日だが、今月が一番お客が入っている感じがした。やはり12月は忠臣蔵の月なのだろうか。
今月は赤穂市の方から、ゆるキャラも来ていた。
演目の方は、八段目の「道行旅路の嫁入」から。魁春がひどく緊張していた。児太郎の小浪がかわいい。先月、渡辺保先生から女形の初日が出たと言われたのが自信にもなっているのだろうか。動きが変わった。
9段目の「山科閑居」では、8段目の二人が相当な活躍を見せる。それだけで、今日は満足という感じもしたが、最近、心境著しい笑也がなんと大石の妻。魁春や梅玉、幸四郎と渡り合うというのはなかなかすごい。幸四郎は前半はよかったが、後半はいまいち。やはり善人になると面白みに欠けるような気がする。
10段目の「天川屋義平」は、はじめて見たが、なぜ上演されないのかよくわかった。面白くない。途中で寝てしまった。
最後の11段目「討ち入り」は、全体からすれば、必要もないところかもしれない。ただ、今回は中身がいろいろと変わっていて、オールスターのショーのようで、それはそれで楽しめた。米吉の力弥がかわいいし、隼人もはつらつとしている。梅玉の大石も、全体を締めるには、落ち着いていていいのかもしれない。
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