1月26日(木)17年目の「越後獅子」
昨日は、歌舞伎座の寿初春大歌舞伎の夜の部へ行ってきた。もう25日で千秋楽の前日。この時期でいいのは、筋書に舞台写真が入っていること。久しぶりにそれを手に入れた。
最初は、幸四郎、玉三郎の「井伊大老」。昼の部の大政奉還150年の「将軍江戸を去る」と対になるような演目だ。幸四郎の井伊大老はまことに立派だが、井伊直弼が14男だったというところにはどうもはまらない。ただこれはいたいしかたないところ。前回は、吉右衛門、芝雀で見たが、そちらの方がお静にも可愛げがあってよかった。
次は、富十郎追善の「越後獅子」と玉三郎の「傾城」。「越後獅子」には、個人的に因縁がある。私が歌舞伎を本格的に見るようになったのは、2000年からのことだが、3月に歌舞伎座の夜の部を見た。「菅原伝授」の後半の通しで、そのあとに、富十郎の「越後獅子」だった。ところが、その「越後獅子」を見ないで、私は帰ってしまった。まだ、歌舞伎というものに慣れていないせいもあるが、「寺子屋」を初めて見て、子供を犠牲にするのかと衝撃を受け、それで踊りならいいやと帰ったのを記憶している。
今から考えると全くもったいない話だが、それが17歳の鷹之資の踊りで満たされたような気がした。「傾城」は、動きが少ない中で見せるのはさすがという気がした。
最後は「松浦の太鼓」。染五郎は初役で、ちょっと笑いが過剰になるところもあるが、これ少し先になると、いいものになっていくような気がした。染五郎は、幸四郎よりも、吉右衛門や仁左衛門の路線なのだろう。驚いたのは、愛之助。存在感が出てきた。これは楽しみである。
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