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February 2017

February 28, 2017

2月28日(火)村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』を読んだ

村上春樹さんの『騎士団長殺し』を昨日の晩読み終えた。24日に買っているから、4日かかったことになる。原稿用紙で2000枚というから、一日500枚も読んだことになるが、重厚な作品を読み終えたという印象はあまりない。

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過去の作品と比べて、面白いのか面白くないのかということになると、それほど面白くはないのかもしれない。全体に物語が、小田原周辺の山のなかで展開し、その外側にはあまり出ていかないので、ダイナミックな展開にはならない。それに冒頭から、主人公が妻と別れていた期間は9か月とはっきり書かれているので、結末はある程度予想ができる。

一番印象的なのは、騎士団長という存在だ。イデアが、「騎士団長殺し」という絵に描かれた存在の姿を仮にとって主人公の前に現れたということになっているが、しゃべり方は「あらない」を多用し、そこで強く印象に残る。「あることがない」という、根本的に存在論的な登場人物だ。

主人公は、主に肖像画を描いてきた画家で、絵ということが物語の中心をなしている。絵は、対象となる存在を具体化して描き出すものでもあるが、その対象の本質的なものを浮かび上がらせるという点で、イデアを形にするということに結び付く。作者が試みようとしたのは、おそらくそのことなのだろう。

家などの空間についてもかなり詳細に描かれている。家もまた、そこに住む人間のイデアを形にしたものと言える。いつものように、いろいろ音楽が出てくるが、それはむしろ背景的なものに過ぎない。

「謎解きはさほど重要ではない」と作者は暗示しているのかもしれない。大切なのは、描かれた細部であり、物語はやはり背景に退いている。ただ読んで、あまり考えない。読んでいる時間だけが問題。もしかしたらそんな小説なのかもしれない。


February 27, 2017

2月27日(月)櫻井翔君と小川アナは「三田会婚」である

嵐の櫻井翔君と、テレ朝の小川アナの「熱愛」が報道された。桜井君は、慶應の経済学部の卒業で、幼稚舎かららしい。一方、小川アナの方は、青山学院の卒業。

ところが、桜井君の場合には弟も同じ道をたどって、慶應卒。一方、小川アナのお父さんは慶應の医学部の教授で、部長。どこから慶應なのかは不明だが、慶應医学部の卒業。

となると、桜井君とその弟は三田会で、小川アナのお父さんも三田会ということになる。お父さんとしては娘の交際相手が、三田会ということは大いに歓迎されることのはず。となると、これは結婚に至る可能性が極めて高い。

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拙著『慶應三田会』(三修社)で述べたように、三田会のつながりは強い。これに匹敵するのは創価学会だけだ。三田会の会員同士、ないしは家族に三田会がいる者同士が結婚し、会員を再生産していく仕組みがある。帝国ホテルに行くと、そうした家族が会食している姿をよく見かける。よって、「三田会婚」というものが存在するわけである。

February 24, 2017

2月24日(金)『ヒルビリー・エレジー』という本を刊行前に通読した

光文社の方から、こんな本が送られてきた。

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これは、まだ校正も最終的には終わっていない段階のものを仮に綴じたもののようだが、3月14日販売されるときには、こうなるらしい。

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アメリカではかなり売れた本のようだが、今の情勢では、こうした本の作りになるのだろう。トランプ大統領がなぜ出現したのか、その社会的背景が明らかになるという本でもある。

貰ってから、すぐに「はじめに」の部分を読んだら、文章の感じがとてもよかった。それで、最後まで読み終えたのだけれど、自伝的な物語で、貧しいアメリカの地方に育った青年が、周囲には大学に行った人間など皆無なのに、海兵隊を経て、オハイオ州立大学を卒業し、イェール大のロースクールを終えて、弁護士になるまでの話になっている。

著者が育った環境と、現在到達した世界では、まるで景色が違う。そんな経験をする人間は、アメリカン・ドリームの国でも珍しいようだ。「マイ・フェア・レディー」の男性版という趣もあるが、現実はなかなか複雑で謎めいている。


February 23, 2017

2月23日(木)明日出る村上春樹氏の新作の内容を勝手に予想してみる

明日村上春樹氏の新作『騎士団長殺し』が刊行される。内容は今のところさっぱりわからない。

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正直前作は普通の話すぎて面白くなかったが今回はどうだろうか。内容は予想できないが、騎士団から思いつくのは、「テンプル騎士団」だ。キリスト教中世の武装修道会で、日本でいえば「僧兵」といったところだろう。案外、宗教制度は日本とヨーロッパで中世は似ている。

けれども、村上氏が、十字軍の時代を描くとは思えないので、物語は現代のことだろう。現代に置き換えれば、イスラム教とキリスト教の対立になる。今、キリスト教の世界でイスラム教と戦おうとしているのは、アメリカのトランプ大統領だ。となると、騎士団長殺しというのは、トランプ大統領殺し、あるいは、それを暗示したものとしうことになる。

もっともそんな政治的な小説を村上氏が書くとは思えないが、物語りの背景にそうしたものが漂っていることはあるかもしれない。まあ、予想しても外れることなので、勝手にそう言っておこう。


February 18, 2017

2月18日(土)清水富美加さんの問題は今後どうなるか

清水富美加さんの出家問題だが、これからどう展開していくのだろうか。一つはっきりしているのは、幸福の科学の側が、いっさい妥協する姿勢を見せていないということだろう。普通なら、事を荒立てることになる、事務所社長の守護霊インタビューや、本人の告白本をこの時期に出したりしない。その点で、自分たちが主張する方向でこれからも突っ張っていき、和解するようなことはまったく考えられない。

果たして違約金ということが生じるのかどうか、そこはわからないが、もし生じても、損害を被った側はまず、事務所に請求するしかないだろう。そこで争いが起こり、事務所が支払うことになれば、それが清水さん本人に回ってくるということになる。そこまで、時間がかかるだろう。教団としてはその間に、いかに事務所が悪辣かを訴え続けることになるに違いない。これに関連した、運動体も立ち上げているようだ。それは事務所側には痛手にもなるかもしれない。幸福の科学としてはここまで乗り出した以上、引くわけにはいかないだろう。

さらに、告白本をもとにした映画を製作するのではないだろうか。あの本に書かれていることそのままで、本人を本人が演じることになるに違いない。本に出てくるAさん役は、男か女かがわからないので難しいが、男なら大川氏の息子が演じ(あるいは実際にAさんなのかもしれない)、女性なら、信者の女優、芦川よしみさんが演じるのかもしれない。

幸福の科学の動きは、常識で考えるとわからなくなる。それを考えに入れておく必要が常にあるのではなかろうか。

February 17, 2017

2月17日(金)すばやく出版された清水富美加の告白本を読んだ

清水富美加さんの『全部、言っちゃうね。』という本を読んだ。それにしても、幸福の科学出版は異様に出版のスピードが速い。

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読んで感じたことはいくつかある。一つは、彼女の中で、問題はすでに解決しているということ。出家の線は揺るがない。

2点目は、幸福の科学のAさんの存在だ。彼女に対して親身になり、それが出家へと結ぶついたらしい。ただ、二人の間だけで盛り上がり、それが周囲を巻き込んでこの事態を生んだ可能性もある。そこに大川総裁がどのようにかかわってくるのだろうか。彼女に覚悟を求めたわけだから。

3点目は、悪霊に憑依されたことが出ていること。これは、撮影していた映画の影響もあるのかもしれないが、彼女が幼いころから宗教の世界に接してきたことも影響しているのではないだろうか。

最後は、違約金が派生したときのこと。もしそうした事態になったら、まずは所属事務所に支払いが請求されるのだろうが、それが彼女自身に回ってくる可能性がある。それは本人も認めている。そのとき、仮に億単位になったら、幸福の科学がそれを支払うのだろうか。そこらあたり、約束ができているようにも読めるし、できていないようにも読める。これが今後、問題を生むことになりそうだ。


February 16, 2017

2月16日(木)幸福の科学について発言することの難しさないしは「愚痴」

これはちょっと愚痴のようなものだ。

幸福の科学についてだが、私がテレビで発言したことに対して、このような批判が出た。私が注目したのは、最後の文章、「宗教を外見でしか理解できない宗教学者に、「修行」の本質を語ってほしくはないものだ。」という部分である。

実は、1991年に朝まで生テレビで幸福の科学の幹部と同席したおり、同じようなことを言われた。「信仰のないものに宗教は理解できない」といったことだ。さらに、数年前、幸福の科学の機関誌『リバティー』で、やはり幸福の科学の幹部と「ガチンコ対談」をしたことがあるが、そのときも、同じ幹部から同じことを言われた。残念ながら、この対談は、ネットには上がっていないようだ。

その幹部は、幸福の科学に来る前創価学会にいたことがあると聞いたが、どうも、そのもとは、創価学会が折伏に熱心だった時代に会員向けに出していた『折伏教典』という布教マニュアルにあるような気がする。その中に次のような文章がある。

「創価学会のことを正しく知るためには、学会へはいらなければわかるわけがない。ゆえに学会のことをいちばんよく知っている者は学会員である。しかし、学会員であるからといっても、日蓮大聖人の大生命哲学を全部知り尽くすことは容易なことではない。まして外部の者が、いくら有名な学者であろうと、評論家であろうと、創価学会の全体を正しく認識しているわけがないのである」

これは、文体から考えて、2代会長の戸田城聖によるものと考えられるが、幸福の科学の幹部は、この戸田のことばが染みついているのではないだろうか。となると、今回の修行についての文章も、同じ幹部の手になるものかもしれない。

もちろん、間違ったことを言ったら、訂正してもらったかまわないし、実際、幸福の科学の広報からは、もっと丁寧に発言を訂正してほしいというメールも来ている。そういうのはいいが、「宗教を外見でしか理解できない宗教学者に、「修行」の本質を語ってほしくはないものだ。」などと言われてしまうと、正直、村上春樹の主人公ではないが、「やれやれ」と言いたくなる。

はい、たんなる愚痴でした。

February 15, 2017

2月15日(水)一連の騒動についての幸福の科学の対応について

ここのところ、清水富美加さんの問題で、いろいろとテレビに出たり、取材に答えたのりしたが、一信者のために教団がここまで前面に出てくるというのは異例の事態だ。それだけ、大川総裁が、彼女に対して強いシンパシーを感じているのだと思うが、事態は難しい方向に来ている気がする。

円満な解決をしないと、清水氏本人も傷つくし、幸福の科学の教団自体も傷つく。今更本人のことなのでと逃げるわけにはいかないだろう。そのなかで、所属事務所の社長の霊言を出すというのは、事態を悪くすることにしかならない。世間は、まじめに問題に取り組んでいるのだろうかと、疑問に思うはずだ。

本来なら、前面に乗り出した教団が、本人に謝罪を機会を与え、この事件によるさまざまな影響を最小限にとどめるための手立てを講じるべきだ。清水氏や教団の側の主張を通そうとすることは、どう考えても無理。今からでも遅くないから、その方向に踏み出してほしいと思うのだが。

February 13, 2017

2月13日(月)幸福の科学について

芸能人と宗教、とくに新宗教の関係については、今年の初め、産経のオピニオンサイトに書いた。

今回は、幸福の科学のことが話題になっているが、この教団、昔とずいぶん変わった。1990年代は、フライデー事件のように攻撃的で、すぐに巨額の訴訟にもちこむということで、批判も論評が難しかった。私も訴えられたことがある。

それが、次第にそういう傾向がなくなってきて、とくに学校を作るようになってから、対社会ということを意識するようになったためか、外に向かってオープンになってきた。ただそこにはもう一つ、創価学会から流れた人たちが幸福の科学の中で表に出なくなったことが影響しているように思う。昔テレビでやりあったこともある当時の№2もそうだったし、ほかにも、「信仰がない人間には宗教はわからない」と、激しく論難してきた人間もいた。№2はやめてしまったし、最近では、元創価学会の幸福科学の人には出会わなくなってきた。それが、幸福の科学の攻撃性を弱めることにつながったのではないか。現在では、新宗教のなかでもっともオープンなところになっている。

文部科学省から、大学の認可を認められなかったときにも、それほど強く抗議もせず、耐えている印象もあった。あれは、文科省の方が理不尽に思えるし、当時の文部大臣は実は幸福の科学の会員だったと聞いたことがあるので、事態は複雑だ。

興味深いのは、私とやりあった№2が、幸福の科学を辞めてからカトリックになったこと。創価学会⇒幸福の科学⇒カトリックという道を歩んだことになる。大川総裁の元夫人も辞めてからカトリックになった。となると、幸福の科学とカトリックに親和性があることになるが、今回の女性タレントも、教団の2世らしいが、問題が倫理道徳にかかわることだとすれば、案外幸福の科学とカトリックは似ているのかもしれない。いろいろと考えさせられることが多い。


February 08, 2017

2月8日(水)浜田光夫さんがカラオケでご自身の歌をうたうのを聴いた

昨日は午後、法政大学の高校の3年生が担任の先生とともにやってきた。卒論を書くので、靖国神社について知りたいという。1時間くらい、それに答える。

その後は、新宿へ出て、ビックカメラにより、妻のPC用のマウスを買う。それから、大塚へ。稲葉さんが社長をしているセレスポの会社に寄る。会社の説明などを受けた後は、大塚で飲み会。

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2次会はカラオケ・クラブへ。そこは浜田光夫さんと縁のあるお店で、しかもこの日はご本人が来ていた。カラオケでも、ご自身の歌をうたっていた。50年前のヒット曲になる。ちょっとこれは得難い体験だった。


February 07, 2017

2月7日(火)今年の三冊目『反知性主義と新宗教』の見本が届いた

今年3冊目の著作、『反知性主義と新宗教』の見本が届いた。イースト新書の一冊で、発売は10日。帯には、「日本会議、生長の家、創価学会、松下幸之助に内在する思想の実体」とある。

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トランプ大統領が誕生したことで、改めて反知性主義に注目が集まっているが、反知性主義とは本来、知性よりも知能を重んじる知識人批判の思想。トランプもほとんど本を読んでいないようだが、松下幸之助も本を読まずに、独自の思想を開拓した。その意味は考えるべき必要があることだろう。

本の最後で、創価学会を高く評価する、あるいは評価しすぎる佐藤優氏にもふれ、反知性主義の系譜のなかに位置づけてみた。

February 05, 2017

2月5日(日)歌舞伎座の猿若祭昼の部へ行ってきて寺子屋セクハラが面白かった

「猿若祭二月大歌舞伎」に行ってきた。江戸歌舞伎390年祭とのこと。昼の部へ行ったので、夜の部の「二人桃太郎」は見ていない。幕見はそこだけ満席だった。

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演目は、猿若祭を記念する「猿若江戸の初櫓」から、「大商蛭子島」、「四千両」に、「扇獅子」。「四千両」は2回目で、そのときとほとんど配役が変わらない。後は見たことがない。みな、あまり上演されないものだ。「初櫓」は、勘九郎と七之助に若手で、勘九郎が一番目立つ。「蛭子島」は、松緑が祖父の演目をやったもので、最初の寺子屋セクハラ場面が面白いが、それからあとが、雑然としていて、何が何やらという感じに展開していく。松緑が勘九郎と芝居で真っ向勝負は珍しいかもしれない。これは、台本をもう少し整理した方がいい。

「四千両」は、牢屋の場面がやはり一番いいが、菊五郎ができなくなったら、しばらくは上演できないのではないか。それほど、菊五郎の富蔵はいい。笑わせるし、泣かせる。梅玉がニンではない感じで、誰かいないものだろうか。最後の「扇獅子」は、短くてあっけない。

February 02, 2017

2月2日(木)東博の「春日大社」展に行ってきた

昨日は上野の国立博物館へ行き、『春日大社―千年の至宝』展を見てきた。春日大社で遷宮が行われたことを記念するもの。

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春日大社は、日本で有数の神社ということになり、かつては藤原氏の氏神だった。だからこそ、これだけ規模の大きな展示ができるのだろうが、お寺とは違い、仏像にあたるものがないので、その点ではあまり期待できない。「春日宮曼荼羅」がいくつも展示されていたが、これはすでに根津美術館で見たもの。「春日権現記絵」も、鎌倉時代の原本は現在修復中らしく、江戸時代の写本ばかり。それに、平安時代のものは、保存状態が悪い。

結局、一番面白かったのは、一階の入り口前で上映されていた映像。遷宮のときの儀式とともに、御葢山のなかなど、なかなか見られない光景が映されていた。これだけでもよかったという感じもした。神社はやはり、人工物よりも自然ということなのだろう。

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