無料ブログはココログ

Recent Trackbacks

« 3月3日(金)教育勅語とは | Main | 3月8日(水)和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた »

March 05, 2017

3月5日(日)一昨日の歌舞伎座夜の部について

昨日、朝日カルチャー横浜教室での「日本神道史」の講義が9回目になったのだが、その冒頭で、一昨日歌舞伎座で見た「引窓」の話をした。この演目、京都の南、八幡の里が舞台になっている。八幡というのは石清水八幡宮のこと。ここでは、「放生会」という行事が今でも伝えられているが、芝居は、その前日から当日にかけてということになっている。放生会は、神道ではなく、殺生を禁じる仏教の行事で、その点では神仏習合の時代の名残になる。そういうことが分かると、なぜ濡髪長五郎が放免されるのかがわかる。歌舞伎座の舞台では、この濡髪を演じた弥十郎丈がよかった。罪を追っているという点で、与兵衛よりも造形が深いので、実際にはこちらが主役と言えるのだろう。幸四郎は若い。右之助は、再挑戦ということで意気込みはわかるが、まだちょっと空回りのところがある。


20170303_160951

次は、「けいせい浜真砂」。要は、「山門」の女版。はじめて見た。藤十郎はあまりに貫禄がありすぎて、「将門」の滝夜叉姫のようだ。

最後は、河東節開曲300年記念ということで、海老蔵の「助六」。やはり海老蔵の助六は、花道がいい。それだけでも満足。雀右衛門の揚巻は、まだスケールが小さい。ほかも、世代交代が部分的に進んでいて、まだ小ぶりの印象を受けた。左團次が、意休をやりすぎて、ちょっと飽きている感じもした。巳之助の福山かつぎは、これはなかなか。

終わってから、階段で地下まで降りたが、すれちがったのは、松竹の安孫子社長ではなかっただろうか。社長でも、やはり階段を使う。当たり前のことで、当たり前でないのかもしれない。

« 3月3日(金)教育勅語とは | Main | 3月8日(水)和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63110/64974130

Listed below are links to weblogs that reference 3月5日(日)一昨日の歌舞伎座夜の部について:

« 3月3日(金)教育勅語とは | Main | 3月8日(水)和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた »

August 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31