4月30日(日)ニコニコ超会議の超歌舞伎を見た
昨日今日と幕張メッセで「ニコニコ超会議2017」が催されていて、そのなかで超歌舞伎と呼ばれる『花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)』が上演されている。
超会議は、去年からはじまった2回目で、去年のものも見た。今年は、4回の公演のうち、最初のものを見た。題名が示すように廓もの。「御所五郎蔵」などがベースになっている。去年は「狐忠信」だった。
去年に比べて、スケールアップされているような気がするが、初音ミクの所作がきれいだ。そこらあたりの進歩は、今の技術の展開からすれば当然だろうが、元は人間の演技があるはず。そうしたからだの動き、CGによって表現されると、あとの時代にも活用できる。案外それが重要かもしれない。
獅童の敵役を澤村國矢が演じている。歌舞伎を知らない若い人たちには、歌舞伎界ではけっこうな役者に見えるかもしれない。歌舞伎という土台がしっかりしている演劇だと、どういう趣向でも、それが生きてくる。獅童の盛り上げ方もうまい。あるいは来年は、獅童と松也くらいになるのだろうか。獅童と海老蔵になるにはまだ時間がかかるか。
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