4月30日(日)ニコニコ超会議の超歌舞伎を見た
昨日今日と幕張メッセで「ニコニコ超会議2017」が催されていて、そのなかで超歌舞伎と呼ばれる『花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)』が上演されている。
超会議は、去年からはじまった2回目で、去年のものも見た。今年は、4回の公演のうち、最初のものを見た。題名が示すように廓もの。「御所五郎蔵」などがベースになっている。去年は「狐忠信」だった。
去年に比べて、スケールアップされているような気がするが、初音ミクの所作がきれいだ。そこらあたりの進歩は、今の技術の展開からすれば当然だろうが、元は人間の演技があるはず。そうしたからだの動き、CGによって表現されると、あとの時代にも活用できる。案外それが重要かもしれない。
獅童の敵役を澤村國矢が演じている。歌舞伎を知らない若い人たちには、歌舞伎界ではけっこうな役者に見えるかもしれない。歌舞伎という土台がしっかりしている演劇だと、どういう趣向でも、それが生きてくる。獅童の盛り上げ方もうまい。あるいは来年は、獅童と松也くらいになるのだろうか。獅童と海老蔵になるにはまだ時間がかかるか。
« 4月25日(火)『「宗教」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』が刊行された | Main | 5月1日(月)第38回俳優祭を見る »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 11月5日(日)オーディオショウから新発見のスピーカーで歌舞伎座顔見世は充実の舞台(2023.11.05)
- 11月2日(木)『スーフィズムとは何か』(集英社新書)をめぐる鼎談が公開された(2023.11.02)
- 10月8日(日)天王洲アイルのMYAFには長谷川君と前田君がともに(2023.10.08)
- 10月5日(木)縁あって正教会の新約聖書をいただいた(2023.10.05)
- 8月25日(金)朝日カルチャーセンターの新宿教室の講座はまだまだいろいろある(2023.08.25)
« 4月25日(火)『「宗教」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』が刊行された | Main | 5月1日(月)第38回俳優祭を見る »
Comments