4月6日(木)桜田淳子さんの問題で「ミヤネ屋」に出演し夜は季織亭
桜田淳子さんがステージにのぼるということで、それに対して、霊感商法被害弁連が抗議する記者会見を開き、それで話題になっている。このことで、昨日は日本テレビの「ミヤネ屋」に中継で出演した。
桜田さんが、統一教会、現在の家庭連合の信者であるということで、公の場に出ることに問題があるという声があがるわけだが、もう最近では、統一教会について知っている人が少なくなっている気がする。最初は、1960年代の終わりに、「親泣かせの原理運動」ということで話題になり、当時は反共運動という側面が大きかった。大学でも、原理研究会のメンバーと共産党の青年組織、民青が対立していた。どちらかと言えば、民青の方が暴力的だったような気もするが、一方で統一教会にはキリスト教系の新宗教という側面があり、『原理講論』という教典に示された「堕落論」が洗脳しているとも言われる研修会の場で教えら、それに共感した若者がホームと呼ばれる教団施設で生活するようになるということもあった。私も一度、そのホームで講義を受けたことがある。
その後は、1990年代に入って、合同結婚式のことや霊感商法が問題視されるようになる。複雑なのは、日本の統一教会と韓国やアメリカの統一教会の性格が違う点。政治の問題も絡んでいるわけだが、合同結婚式に桜田さんが参加したときには、山崎浩子さんの参加と、その直後の脱会ということもあり、「マインドコントロール」ということばが流行語のようになった。
それからの統一教会は、冷戦の崩壊やら、文鮮明の死とそれに伴う分裂騒動もあり、全体に活動は停滞し、勢力としても衰えている。その中で、今回の出来事が起こったわけである。
夜は、代々木上原と代々木八幡のあいだにできた「季織亭」に久しぶりにお邪魔する。
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