5月6日(土)沖ノ島の世界遺産登録について
沖ノ島についてユネスコは、世界遺産への登録を勧告した。これがニュースになっている。
ただ、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」という形で、文化庁の側は登録をめざしていたものの、8件中4件は除外を勧告された。除外されたのは、三つに分かれた宗像大社や九州本土にある遺跡。この遺跡は、宗像大社の信仰を支えた宗像氏の存在を証明するものだとされている。
沖ノ島がいかに重要なところかは議論の余地がない。4世紀から10世紀にかけて、大和朝廷と思われる勢力がそこで祭祀を続け、それがそのまま残されていた。問題は、それが宗像大社なり、宗像氏とどう関連するか。ユネスコは、関係が薄いと判断したことになる。
沖ノ島の祭祀については、文献資料がない。だから、誰がどういった目的でそれを続けたかがわからない。その規模からすれば、とても宗像氏という土着の豪族が行っていたものとも思われない。そして、沖ノ島の祭祀と宗像大社の信仰の関係を証明することも難しい。
ユネスコの判断は間違っていないと思うが、そこには政治の力もかかわってくる。果たして巻き返しはなるのだろうか。正式な登録は7月だという。
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