9月22日(金)新刊『日本の新宗教』はどういう本なのか
いよいよ角川選書の一冊として『日本の新宗教』が発売になった。
この本は、150年にわたる歴史をもつ日本の新宗教について、その全貌を明らかにすることをめざしたものだ。新宗教は、日本が近代の社会に突入する中で出現し、とくに民衆のあいだに広がっていった。最も多くの信者を集めたのは、戦前なら天理教、戦後なら創価学会ということになるが、どちらも、実数で500万から1000万人の人間を集めたのではないか。
しかし、それだけの規模を持ちながら、たとえば、日本の歴史を振り返るというときに、新宗教が顧みられることは少ない。日本の近代史と密接に関連しているはずなのに、まるでその存在はなかったかのように扱われている。
果たしてそれでいいのだろうか。そうした問題意識から、新宗教の教団の中身だけではなく、社会とのかかわりについても多く言及した。新宗教が勃興したのは、日本社会が近代に入って大きく変貌したからだ。その新宗教は今どういった状況にあり、将来どうなっていくのか。それは日本人全体にとって重要な問題であるはずだ。
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