9月27日(水)東京国立博物館の「運慶展」へ行く
昨日は東京国立博物館ではじまった「運慶展」に出かけた。運慶とその父親、あるいは子どもたちが造った仏像が展示されている。初日ということもあって、人は沢山入っていたものの、展示されている仏像の数もさほど多くないということで、ゆっくり見ることができた。ただ、これはあくまで初日のことで、これからどうなるかはわからない。かなり宣伝もされているので、混雑は覚悟しなければならないだろう。
私の場合には、国宝に指定された仏像は、ほとんど見ており、運慶の仏像も相当に実際に見ている。そうした人間からすれば、珍しいものはほとんどないが、そんな人も少ないだろう。その点では、運慶の全貌をとらえるには格好の展覧会と言える。
ただ、仏像というものは、それが安置される堂宇があってのもので、興福寺で見る無著、世親の像と、展覧会で見る像とでは、やはり受ける印象が違う。これは、展覧会の根本的な問題で、数を集めれば、それで運慶の力が分かるというものではない。
八大童子像など、最低でも4回は見ているが、この像、安置されている先が高野山の霊宝館で、そこが仏像と相対するには必ずしも好ましい環境ではないので、いつもただの彫刻に見えてしまう。いったい仏像とは何か。改めてそれを考えた。
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